緊急搬送された直後から、絶飲食となり
急性期病院では「食べられるようになる道のりはとても厳しい」
リハビリ病院では「リスクが高いから口から食べることは無理」と言われてしまった父ですが、完全側臥位法に出合い、絶飲食後237日ぶりに口から食べる喜びを取り戻すことができた。 ご家族の体験談
平成30年8月23日
「唾液をなんとかするためにとても体力を使うからなるべく仰臥位をやめて側臥位で過ごすようにするといい」
と、福村先生に教えていただいてから
回復体位と側臥位を増やすようになって父がリラックスして過ごせる時間が増えました。
それから吸引回数も減りました。
以前は就寝時には、仰臥位にしてエアマットの自動体交を使っていました。そして夜中に2回ほど吸引していましたが、父の口の中を見ると泡状になった唾がお口いっぱいの時もあって呼吸が苦しそうでした。
眠っている時に吸引カテーテルを奥の方まで入れて吸引されるのも、とてもつらそうで私も申し訳ない気持ちでした。
就寝時も回復体位や側臥位にして自動体交ではなく、母と私で体位変換をするようにしました。
夜に起きて父の顔を見るとスヤスヤ気持ち良さそうに寝ています。
お口の中に唾が溜まって呼吸が苦しくなることなく、表情がとても穏やかです。
それを見て私もすごくホッとします。
父の寝顔を愛おしく思います♡

回復体位にしていると、唾は自然と下になっている頬の内側に溜まり、お口の外に溢れ出てくるのでそんなに奥までカテーテルを入れずに済みます。
吸引のつらさで父を眠りから起こすことがなくなりました。
夜中の吸引も1回で大丈夫になりました。
仰臥位の時は父が苦しくなっていないか心配で気になって、私も熟睡できませんでしたが、今は熟睡できるようになったのもとてもありがたいです。
回復体位によって吸引も楽になりましたし、回数も減らすことができて、父にとっての苦痛を減らしてあげることができて本当に良かったです。
父は首の反り返りが強く、円背もあるので仰臥位にするとお口が開いてしまいますが、回復体位にするとお口も自然と閉じることができることも、うれしいことです。
とてもリラックスした表情をしています♡
父がリラックスして過ごせているのを見るとこちらもとても和らいだ気持ちになります。
体位を変えるだけで、安らいだ時間を過ごさせてあげられます。
このことをたくさんの方々にも知っていただけたらと思います。
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