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この夏の水分補給対策はされていますか.jpg

水分でむせやすいのに、水分補給はしなければいけない。
口から水分補給するために、とろみをつけたり、ゼリー状にしたり工夫されていると思います。
1日かけてもコップ一杯分も飲めない。
誤嚥しにくい安全な量は、3ccと言われています。
背中を倒すことで、重力の向きを変えてゆっくりと食道の入り口に流れるようにする。
うまくタイミングが合っても1回のごっくんで3ccしか水分が取れません。
コップ一杯200ccを飲むのに66回かかります。
1回1分掛かったとしても1時間

水分は重力によって肺に向かう。

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誤嚥のリスクがあり、非常に多くの飲み込みをしないと十分な水分補給ができない。
この状況を変える方法が一つあります。

重力の向きを変えることです。

座位や仰臥位では、重力によって水分は肺に向かっています。嚥下反射が起こらなければ、3ccを超えると誤嚥します。そしてむせが起こります。

真横になると、重力は喉の側面に向かうので水分はのどの側面に溜まり動けません。この位置は、肺の入口より低いので重力に逆らって肺に入ることはできません。つまり誤嚥できない姿勢です。この姿勢を保てるのが、【むせずに水分補給できる枕】です。

むせない仕組み

重力に逆らって、肺に入れない(誤嚥できない)

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むせずに 水分補給できる枕ボトル.jpg

​むせずに水分補給できる枕

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完全側臥位自力摂取_2.gif
完全側臥位での食事介助.gif

もう一つ大事な条件があります。
背中側に倒さないことです。
肺の入口周辺には、水分を肺に入れないようにする生まれ持った沢山の工夫があります。
唯一できていないのが、披裂(ひれつ)という隙間です。喉の断面Cです。
中央の黒▼が肺の入口です。赤い線が食道の入り口ですが、普段は封筒の口のように、ぴったりくっついて水分が入りません。
両肩を垂直にするとこの隙間は一番高いところに来て喉の側面に沢山水分を溜めることができます。

喉の構造3.jpg

両肩を垂直にするとこの隙間は一番高いところに来て喉の側面に沢山水分を溜めることができます。

喉の構造4.jpg
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両肩を垂直にした姿勢では
​肺の入り口より下に水分を飲み込みが起こるまでたくさん溜めておける

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両肩を垂直にした姿勢

背中を倒すと60度ぐらいで安全に喉にたまる量が減ります。45度ぐらいになるとほとんど溜められません。背中を倒さない工夫が必要になります。手持ちのクッションで難しい場合は、背中側に倒れにくい工夫をしたクッションを用意しています。
 

45度ぐらいになると、披裂から誤嚥しやすくなり、安全に溜まる量がほとんどありません。

体幹が45度傾くと安全に溜まる量が少なくり誤嚥のリスクが高くなる.png
外観_edited.jpg
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背中への倒れ込みを邪魔するクッション

シート部分を背中の下に敷き込むと自分の体重でクッション自体がずれにくくなります。クッションの中にある小さなクッションはシート部分と縫い合わせているので動きません。この工夫が背中への倒れ込みを邪魔しています。
むせがひどく水分補給が難しい場合は、【むせずに水分補給できる枕】と【背中側への倒れ込みを邪魔するクッション】があれば、安全にむせずに水分補給できる方が多くいます。

 

残念ながら、全員誰でも水分補給できるかというと次のような方は難しいです。
・食道の入り口が開かない方
・両肩が垂直になる姿勢を保てない方
・体の動きが激しい方
・飲み込む動作が起こらない方 など

この夏は、【むせずに水分補給できる枕】ふたこぶラックンと【背中への倒れ込みを邪魔するクッション】ピタットくん90ワイドで水分補給をしませんか。
横になって水分補給しやすい「シリコンチューブ付きボトルをお付けいたします。

むせずに水分補給するための5つのポイントをお渡しします。

手元に置いてご家族・ケアスタッフと情報共有してください。
 

むせずに飲める5つのポイント.jpg
むせずに 水分補給できる枕ボトル.jpg
チューブボトル.jpg
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