ようこそ
完全側臥位法へ

食事中の嚥下前後と唾液による誤嚥を予防する完全側臥位

 

完全側臥位法の定義

完全側臥位法(complete lateral position)を定義すると「重力の作用で中~下咽頭の側壁に食塊が貯留しやすくなるように体幹側面を下にした姿勢で経口摂取をする方法」

完全側臥位定義写真.jpg
 

完全側臥位は、臨床的に多数見られる偽性球麻痺タイプの患者に有効です。
嚥下運動以外の時間に、口腔~咽頭~食道へと食材・唾液がどこをどう流れ、安静時に食物・唾液がどこにどう貯留するのか、そしてその貯留が誤嚥につながらないのかを考えることが重要です。

 

嚥下前後の空気と食材・唾液の流れ

空気は、鼻腔、口腔と気管の間では抵抗が低い咽頭正中を通って流れる。気管と食道は隣り合わせにある。通常、食道は閉塞状態で食材・唾液が流れ入ることはない。嚥下反射があって初めて、食道入口部が開き食材・唾液が食道へ入る。つまり、嚥下反射が起こるまで、空気は自然と気管に入る構造になっている。気管は管状で気管の前にある喉頭は、喉頭蓋、披裂喉頭蓋襞(ひれつこうとうがいひだ)で食材と唾液の侵入を防いでいる。さらに声門が閉じて食材と唾液の侵入を防ぐ構造をしている。

 
 

食材・唾液の流れ

一般的な座位では、咽頭・喉頭が立ち上がり食材は梨状窩に貯まる。梨状窩の容量を超えると披裂喉頭蓋襞の披裂間切痕から喉頭侵入し誤嚥に至る。

 

食材・唾液の流れ

完全側臥位では食物は中咽頭レベルで咽頭側壁に沿って流れる。そして中咽頭~下咽頭にかけて貯留する。中~下咽頭の容量を超えると披裂喉頭蓋ひだを超えて喉頭侵入するが重力方向が側方に働くため、容量が増え声門を越えるまでは誤嚥しない。
(詳しくは、「役立つ嚥下治療」エッセンスノートP24を参照)

 

完全側臥位のポイント

完全側臥位は、ベッド面に対し、両肩を結んだ線と骨盤が垂直になる姿勢です。

 姿勢保持ポイント

・咽頭側面が真下に保持できるようにすること。

・背中側へは崩れさせない。

・肩のラインと骨盤が垂直に保てるように整える。

・枕は顔を上向きにした状態を保てるようにする。

        エッセンスノートP137参照

 
 

動画による学習のすすめ

完全側臥位を実践している医療従事者が、医療従事者と介護従事者のために
わかりやすく説明します。

まずはここから

完全側臥位法入門

  • 完全側臥位のすすめ

  • 食後の体位について

  • フィニッシュ嚥下について

  • ​完全側臥位姿勢調整

咽頭内部の構造

​完全側臥位の理論

  • ​​​咽頭内部の流体の流れ

  • ​フィニッシュ嚥下について

基本調整動画

完全側臥位の姿勢調整

  • 完全側臥位姿勢調整

  • 完全側臥位食事介助

  • 完全側臥位自力摂取

  • 完全側臥位頚部回旋

最新の嚥下治療はここから

VE(​嚥下内視鏡)動画による学習

  • VE評価のポイント

  • ​いろいろな姿勢によるVE読影

完全側臥位を実施している医療従事者が、これから学ぶあなたにわかりやすく解説しています。

また、少しわからないところが出てきたあなたに、ヒントとなる動画があるかもしれません。

​​今後も動画を増やしていく予定です。

 

​株式会社甲南医療器研究所

神戸市長田区苅藻通2-7-6

無料プレゼント!

購読登録または会員登録された方は、
飛騨市民病院栄養サポートチーム作成の

完全側臥位姿勢調整パンフレット

をプレゼントします。

©2021 by 完全側臥位法の理論と実践をサポート。