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誤嚥性肺炎の原因は、あなたの吸引かもしれません!

更新日:8月8日

家族と介護職ができる吸引では、唾液誤嚥のリスクを取り除くことはできません。


【注意が必要な方】

吸引をしてもすぐにむせたり、のどがゴロゴロ鳴る方は

吸引の効果がなく場合によっては、誤嚥性肺炎を促進しているかもしれません。

ご家族や介護職に、「むせが起こる仕組み」と「唾液でむせが起こる場所と吸引できる場所」とを教えていない医療従事者の責任もあると思います。(説明できない方が多いのも問題です)




【喉がゴロゴロ鳴る原因】

肺の⼊⼝付近に溜まっている唾液などが肺に⼊ろうとしているからです。

むせは、肺の中から空気を勢いよく出し、肺の⼊⼝付近に溜まっている唾液などを吹き⾶ばしています。

肺の⼊⼝に溜まっている唾液を取り除かないと、むせや喉のゴロゴロは治りません。


【むせの起こる場所】

肺の入口付近に3~5㏄溜まる。

口から唾液が流れてきて、溜まる量を超えると肺の入口に向かう。

肺に入れないように防御反応として、むせが起こる。


【吸引は医療行為】

吸引は、医師と看護師しかできない医療行為です。

例外的に、

・家族は看護師に習うとご家族に対して吸引できます。

・介護職は、喀痰吸引等研修を受ければ吸引できます。

しかし、吸引できる範囲は限定的です。


【吸引できる場所】


ご家族や介護職が取れる唾液は、口腔内の唾液です。

どれだけ⼝腔内の唾液をとっても肺の⼊⼝の唾液を取っていません。

次から次から出てくる唾液による誤嚥リスクは解消できません

吸引しても唾液が出る限り、肺の入口に溜まり続けます。


真ん中の黒いところが肺の入口です。白く光っているところが唾液です。




むせがおさまる

でも、いつの間にか、むせがおさまるときが来ます。

吸引をしなくてもいいのかなという時期が来ます。

 

むせが治まるというのは、実はむせない誤嚥の始まりになっているかもしれません。

これは、唾液によって感覚が⿇痺して、むせが起こらなくなっています。

そして唾液誤嚥をしています

医療分野では「誤嚥性肺炎の⼤半は、夜間のむせない誤嚥(不顕性誤嚥)」と⾔われています。

まさにこの状況を表しています。


唾液誤嚥予防を⽬的に吸引しているのなら、現状のやり⽅は効果がなくむしろ誤嚥性肺炎を促進しているかもしれません。

家族や介護職の吸引では、肺の⼊⼝の唾液などを摂り除くことはできません

この事実を知ってください。



安⼼してください

側臥位になれば、肺の⼊⼝に溜まっている唾液を移動させる可能性はあります。

ただし、

・側臥位でもいくつかの誤嚥促進側臥位があります。

・安全な側臥位を保てない

・褥瘡に注意すべきポイント

・いつ側臥位をすればいいのか。

・右下、左下どちらがいいのか。

伝えたいことが沢⼭あります。

詳しく、お伝えしたいのでZoomで側臥位セミナーをしています。

 

・側臥位セミナーでは、

肺の⼊⼝に溜まっている唾液を取り除きくことで、3つの効果を習得できます。

1.唾液誤嚥による誤嚥性肺炎での⼊院を限りなくZeroにします

2.唾液を⼝から出すことで、不要な吸引を減らします

3.むせずに最後まで⾷べられる

研修内容は、完全側臥位法を基にしています。

詳しくは、下記の申し込みボタンで確認してくください




もう食べられないと思い込んでいませんか。

あなたの周りに食べられる選択肢を持っている医療従事者がいなかったかもしれません。

口から食べることを禁止された方の6~7割は食べられています。

  • 口から食べられない理由

  • むせずに食べられる姿勢

  • 姿勢調整の基本ポイント

  • 今すぐ食べたい・唾液誤嚥予防したい方へ

などを解説しています。クリックして確認してください。

 




【回復体位クッション】

すぐに唾液誤嚥予防と吸引を減らしたい方は、

「手と足を乗せるだけで、唾液誤嚥予防ができる回復体位クッション」をおすすめです。




お問合せ

株式会社甲南医療器研究所


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