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「たん吸引の不安と苦しみがなくなる回復体位」

更新日:4月8日

緊急搬送された直後から、絶飲食となり

急性期病院では「食べられるようになる道のりはとても厳しい」

リハビリ病院では「リスクが高いから口から食べることは無理」と言われてしまった父ですが、完全側臥位法に出合い、絶飲食後237日ぶりに口から食べる喜びを取り戻すことができた。                                ご家族の体験談

 

平成30年8月3日

~うれしいこといっぱいの回復体位~

在宅に切り替えるにあたってとても不安だったことは、たん吸引でした。

父は1日に頻繁に吸引する必要がありました。

取りきれなくてたんが肺に入ってしまったらどうしよう…とすごく不安でした。


入院中、看護師さんにお願いしてとにかく触って慣れることができるように、毎日吸引器のやり方を教えていただいて覚えました。

いろいろな看護師さんが吸引してくださるのを見ましたが、苦しそうに身悶えする時もあり、そんな父を見るのもとてもつらいことでした。



どうしたら苦痛を軽減できるのかを知りたくて練習し始めた頃、吸引カテーテルを口や鼻から入れられるというのはどんな気持ちなのだろう…と、父の気持ちを知るために自分で自分の口や鼻に入れてみました。

入ってくるタイミングもわかっているのになんとも言えない怖さで首や肩が緊張して力が入りました。

お鼻に入れた場合は抜いた後もしばらく嫌な感じが残りました。

こんなに嫌な思いをしながら父はずっと耐えてきたんだ…

涙が出ました。

せめて、できるだけ優しく痛みのないようにカテーテルを入れたり、いたわりの言葉をかけることを心がけようと思いました。


退院して父が家に帰ってきた日、父を家に連れてきてあげられた安堵とまた一緒に暮らせるという喜びが胸に広がりました。

それと同時に、これからは自分が父のたん吸引をしっかりやらなくちゃと、気が引き締まる思いと緊張感がありました。

何度も父の様子を見に行き、ゴロゴロしたら吸引するようにしていましたが、心配で落ち着きませんでした。


ゴロゴロしているのに取りきれない時には咳をしてもらって、たんが上がってきたら取るように教えていただいたので、父に咳を促して取るようにしていましたが、咳をするということも父には難しいようでした。

吸引そのものが父を疲れさせているように感じて、する私もとてもつらくて…謝りながらしていました。


このようにたん吸引はつらいものでしたが、福村先生から教えていただいた回復体位のおかげで、父も私もずいぶん楽になりました。


父はパーキンソン病による拘縮があり、首の骨が反り返ってしまっています。

福村先生はそのことによって、つばを貯めるスペースを骨が潰していて、普通の人より仰臥位にすると唾を貯められるはずのスペースがなくなってしまっているため、仰臥位になることで唾液誤嚥が持続的にあることを教えてくださいました。

唾液をなんとかするために、とても体力を使うからなるべく仰臥位で過ごすことをやめて側臥位で過ごすと良いことも教えてくださいました。

吸引してもすぐにゴロゴロしてしまうのはそのためだと知りました。


さっそく回復体位にしてみると、痰が自然と口の外に流れ出てきて、ゴロゴロしないので、とても呼吸がしやすそうで首や肩の緊張もなくリラックスしています。

吸引もずいぶんと楽になりました。

つらい鼻からの吸引はしなくてよくなりました。

父の苦しみを減らすことができて、私もずいぶん救われています。

吸引に対する不安がなくなり安心して在宅でみることができることは、本当にありがたいことです♡


体位ひとつでこんなにも父をリラックスさせてあげられるなんて☆感動しています。

たん吸引の苦しみが軽減される方法があることも、完全側臥位によって経口摂取できるのと同じくらい世の中に広まってほしいことです。


「唾液が肺の方に行かないようにすると食べることにつながる」

福村先生の言葉をしみじみと感じています♡


仰臥位では口の中は唾液であふれていたが、就寝時に唾液が多く回復体位と側臥位をして回復体位によって吸引も楽になりましたし、回数も減らすことができた
回復体位

 #回復体位 #吸引減らす


 

ご家族が使用していた

手と足を乗せるだけで回復体位が作れる「回復体位クッション」



 

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株式会社甲南医療器研究所

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