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「たん吸引の不安と苦しみがなくなる回復体位」

更新日:2024年12月26日






緊急搬送された直後から、絶飲食となり

急性期病院では「食べられるようになる道のりはとても厳しい」

リハビリ病院では「リスクが高いから口から食べることは無理」と言われてしまった父ですが、完全側臥位法に出合い、絶飲食後237日ぶりに口から食べる喜びを取り戻すことができた。                                ご家族の体験談

 

平成30年8月3日

~うれしいこといっぱいの回復体位~

在宅に切り替えるにあたってとても不安だったことは、たん吸引でした。

父は1日に頻繁に吸引する必要がありました。

取りきれなくてたんが肺に入ってしまったらどうしよう…とすごく不安でした。


入院中、看護師さんにお願いしてとにかく触って慣れることができるように、毎日吸引器のやり方を教えていただいて覚えました。

いろいろな看護師さんが吸引してくださるのを見ましたが、苦しそうに身悶えする時もあり、そんな父を見るのもとてもつらいことでした。



どうしたら苦痛を軽減できるのかを知りたくて練習し始めた頃、吸引カテーテルを口や鼻から入れられるというのはどんな気持ちなのだろう…と、父の気持ちを知るために自分で自分の口や鼻に入れてみました。

入ってくるタイミングもわかっているのになんとも言えない怖さで首や肩が緊張して力が入りました。

お鼻に入れた場合は抜いた後もしばらく嫌な感じが残りました。

こんなに嫌な思いをしながら父はずっと耐えてきたんだ…

涙が出ました。

せめて、できるだけ優しく痛みのないようにカテーテルを入れたり、いたわりの言葉をかけることを心がけようと思いました。


退院して父が家に帰ってきた日、父を家に連れてきてあげられた安堵とまた一緒に暮らせるという喜びが胸に広がりました。

それと同時に、これからは自分が父のたん吸引をしっかりやらなくちゃと、気が引き締まる思いと緊張感がありました。

何度も父の様子を見に行き、ゴロゴロしたら吸引するようにしていましたが、心配で落ち着きませんでした。


ゴロゴロしているのに取りきれない時には咳をしてもらって、たんが上がってきたら取るように教えていただいたので、父に咳を促して取るようにしていましたが、咳をするということも父には難しいようでした。

吸引そのものが父を疲れさせているように感じて、する私もとてもつらくて…謝りながらしていました。


このようにたん吸引はつらいものでしたが、福村先生から教えていただいた回復体位のおかげで、父も私もずいぶん楽になりました。


父はパーキンソン病による拘縮があり、首の骨が反り返ってしまっています。

福村先生はそのことによって、つばを貯めるスペースを骨が潰していて、普通の人より仰臥位にすると唾を貯められるはずのスペースがなくなってしまっているため、仰臥位になることで唾液誤嚥が持続的にあることを教えてくださいました。

唾液をなんとかするために、とても体力を使うからなるべく仰臥位で過ごすことをやめて側臥位で過ごすと良いことも教えてくださいました。

吸引してもすぐにゴロゴロしてしまうのはそのためだと知りました。


さっそく回復体位にしてみると、痰が自然と口の外に流れ出てきて、ゴロゴロしないので、とても呼吸がしやすそうで首や肩の緊張もなくリラックスしています。

吸引もずいぶんと楽になりました。

つらい鼻からの吸引はしなくてよくなりました。

父の苦しみを減らすことができて、私もずいぶん救われています。

吸引に対する不安がなくなり安心して在宅でみることができることは、本当にありがたいことです♡


体位ひとつでこんなにも父をリラックスさせてあげられるなんて☆感動しています。

たん吸引の苦しみが軽減される方法があることも、完全側臥位によって経口摂取できるのと同じくらい世の中に広まってほしいことです。


「唾液が肺の方に行かないようにすると食べることにつながる」

福村先生の言葉をしみじみと感じています♡


仰臥位では口の中は唾液であふれていたが、就寝時に唾液が多く回復体位と側臥位をして回復体位によって吸引も楽になりましたし、回数も減らすことができた
回復体位
 

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このようなお悩みはありませんか?


不要な吸引を減らす

  • 入院中に吸引の仕方を教わったが、教える人によって上手な人とそうでない人がいて、自分が家でちゃんとできるか不安。

  • 痰を吸引してもすぐに喉がゴロゴロしてくる。いつまで吸引を続ければいいのか分からない。

  • 頻繁な吸引が必要で、体力的にも精神的にも負担を感じている。

  • 吸引するのが怖く、毎回ドキドキしてしまう。ちゃんと痰が取れているのか、逆に苦しめていないか不安。

  • 吸引後も本当にちゃんと取れたのか不安な気持ちが続く。

  • 介護する中で、親の苦痛な表情を見るのがつらい。

【完全側臥位をして吸引が激減した事例】



インタビュー概要

以前、家族が吸引をしてはいけない施設で、お母様が不顕性誤嚥で苦しむ姿を目の当たりにし、何もできずに辛い思いをしていました。

しかし、姿勢を完全側臥位に変えたところ、頻繁だった吸引の回数を大幅に減らすことができ、お母様が苦しむ時間も激減しました。


Zoom相談では…

お悩みを丁寧にお聞きし、その根拠となる情報と具体的な実践方法をお伝えします。完全側臥位法を実践することで、これらの悩みを解決できる可能性があります。


こんな方にオススメです

  • ご家族の介護で食事、誤嚥、吸引に不安を感じている方

  • 誤嚥性肺炎の予防方法について具体的な方法を知りたい方

  • 吸引の頻度を減らしたい、吸引に対する不安を解消したい方

  • 嚥下困難なご家族に安全に食事をさせてあげたい方


ご相談の流れ

  1. 下記のお申込みボタン/リンクからご希望の日時(平日、土日祝日の8時~21時の間で、都合のいい日時を3つ)をお知らせください。

  2. ZoomのURLをお送りします。

  3. ご予約の日時にZoomにてご相談をお受けいたします。(30分程度)


夜8時以降もご相談可能ですので、お気軽にお申込みください。



完全側臥位法で、ご家族とご自身の負担を軽減し、より穏やかな介護の時間を取り戻しましょう。



#誤嚥性肺炎#吸引#胃ろう


 

ご家族が使用していた

手と足を乗せるだけで回復体位が作れる「回復体位クッション」



 


 

お問合せ

株式会社甲南医療器研究所

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