完全側臥位法とは?

・概要説明
重力と喉の構造を利用して、肺に唾液や食べ物を入れずに安全に食べれる方法。
重力と言う自然現象と喉の構造と言う人体の普遍構造を元に考えているので、家族は見て聞いて実践することで、誤嚥性肺炎を予防し、安全に口から食べることができ、吸引も減らすことができる方法です
・発見 福村直毅医師
1998年山形大学医学部卒業、脳外科外科入局、リハビリテーション科へ転身。2015年より社会医療法人健和会健和会病院 健和会総合リハビリテーションセンター長。
重度の嚥下障害を持つ患者でも誤嚥を予防しながら安全に経口摂取を可能にする「完全側臥位法(かんぜんそくがほう)」や「持続気送法」を開発・提言。 臨床現場での実践に加え、全国の医療・介護従事者への指導や研修、講演活動を積極的に行い、誤嚥性肺炎予防と「口から食べる」支援の普及に貢献している。

・定義
完全側臥位法(complete lateral position)を定義すると「重力の作用で中~下咽頭の側壁に食塊が貯留しやすくなるように体幹側面を下にした姿勢で経口摂取をする方法」であり、咽頭の空間を有効に活用する方法
「重度嚥下障害患者に対する完全側臥位法による嚥下リハビリテーション ―完全側臥位法の導入が回復期病棟退院時の嚥下機能とADLに及ぼす効果―」 『総合リハビリテーション』第40巻 第10号, pp.1009–1016(2012年10月)

小学生でもわかる誤嚥予防の仕組み
・喉の構造 (赤ちゃんから高齢者まで普遍的な人体構造)

座って食べたり、リクライニング姿勢で食べるときは、肺の入り口より口の位置が高いため重力によって必ず肺の入り口に唾液や食べ物は移動する。

完全側臥位になると口と肺の入り口は同じ高さになり、そこより低い喉の側面に唾液や食べ物は溜まり、重力によって肺にはいることはできない。
どのような方に必要なのか?
-
唾液が多く、吸引を頻繁にしている方
-
誤嚥性肺炎を繰り返している方
-
胃ろうや経鼻経管栄養、中心静脈栄養、末梢点滴をされている方
-
座位や背中を倒した姿勢で食べるのが難しいと言われた方



