
私の想い
完全側臥位法アドバイザー前田悟
株式会社甲南医療器研究所 代表取締役
完全側臥位法サポート商品の開発と直接支援
完全側臥位法において最も重要な「正しい姿勢の維持」を可能にするため、福村直毅医師および福村弘子摂食嚥下障害看護認定看護師のご指導のもと、サポート商品を開発・提供しています。
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ふたこぶラックン:頭頸部を水平に保ち、食事中もズレずに安心して食べられる枕。
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ピタットくん90ワイド:背中側へ倒れ込むのを防ぐ背当てクッション。
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回復体位クッション:1つのクッションで手軽に回復体位へ調整可能。
また、困っているご家庭に対して、Zoomや操作が簡単なLINEビデオ通話を活用した個別の姿勢調整アドバイスを行っています。正しいポイントをお伝えすることで、唾液の排出や吸引の減少、安全な口からの食事など、ご家族やご本人の表情が劇的に明るくなる成果を生み出しています。
完全側臥位法との出会いと医療・介護現場での葛藤
2015年に完全側臥位法と出会い、姿勢を変えるだけで安全に口から食べられることに大きな衝撃を受けました。しかし、従来の方法と異なるため、周囲の医療・介護従事者に理解してもらうのは容易ではありませんでした。何とか正しく知ってほしい一心で福村先生のもとで学びを深めました。
その後、ホームページ等を通じて全国のご家族から「対応できる病院を教えてほしい」という相談が多数寄せられましたが、地域に紹介できる医療機関がないという深い溝に直面しました。医療従事者向けのオンラインセミナーを精力的に開催しても、「組織として側臥位法が定着していないため受け入れられない」といった壁に阻まれ、普及の困難さに悩む日々が続きました。さらに、完全側臥位法が「最後の手段」として誤解されたり、導入の遅れから「食べられない」と誤った判断がなされるといった弊害も目にしてきました。
「家族のための、家族による、安全な側臥位法」の確立と全国普及
私たちが目指すのは、「家族のための、家族による、安全な側臥位法」を全国に広め、口から食べる喜びを諦めない社会を作ることです。
ご家庭で安全に実施するためには、地域でサポートしてくれる医療・介護従事者の協力が不可欠です。完全側臥位法を知らない専門職でもスムーズに理解し連携できるよう、体系化された学びの場と情報伝達の仕組みを整え、地域全体で食を支えるネットワークを構築していきます。
AIを活用した職種別教材作成と普及基盤の構築
過去の課題を克服し、描いた未来を実現するために、現在まさに進めている取り組みが「AI技術を活用した体系的テキストの作成」です。
福村先生が積み重ねてこられた講義動画をAIで正確かつ分かりやすくテキスト化し、2026年1月からは毎週新しいテキストの作成を継続しています。特に、現場の立場に合わせて理解を深められるよう、「医師」「歯科医師」「言語聴覚士」「看護師」「介護職」の5つの職種別に最適化したコンテンツを作成しました(2×4モデルの構築)。
これらを地域の医療従事者やご家族に手渡すことで、知識の理解と実践的な協力を促し、過去に感じた「情報の壁」を越えて未来の普及へとつなぐ架け橋を築いています。
